2009/05/03

    SP51 The Showcase Portfolio: Empowering the Residents to Build Their Own Personal Medical Home (STFM 2009)

例のごとくSTFM (society of teachers of family medicine)より帰って参りました。

今年は例外的に1日早く切り上げての帰国+館山にいるのに旅館暮らしです。(理由は皆さんの想像通り+αです)

昨年から個人的に初めてコラボプロジェクト(別名他人のふんどしで相撲を取らせていただくプロジェクト)ですが、今回は日生協医療部会 家庭医療学開発センター(略称:CDFM-JHCA)、センター長の藤沼先生とコラボさせていただきました。

彼が発掘し、始めたshowcase portfolioですが、個人的に普通のportfolioと何が違うのか、また自分たちのプログラムではなかなか軌道に乗らないportfolioをどうすればうまく軌道に乗せられるのかなどを勉強するために一緒に発表をさせていただくお願いをしたのです。

個人的にはportfoioに関する文献を数十個読み、理解が深まるとともに、自分たちのプログラムのエントリー項目も決定することができ、なんとか今年からスタートできそうです。

発表はlecture-discussionとして出したのですが、今年は久々にポスターに格下げ。元々45分で計画を立てたものをポスターにまとめるという大変な作業でした。

当日発表したものに数枚スライドを加えて(日本語の解説も)例のごとく公開してあります (藤沼先生の許可もあります)

今回のポスターの主張は
*現在のところポートフォリオについての総括的評価としてのエビデンスは特に卒後教育においてはほとんど存在しない。
*むしろ、自分たちの価値観の確認や、プログラムのカラーを内部や外部に明確に提示したり、指導医と研修医との対話に用いるなどの目的で使用するほうが、有意義で価値があると考えられる。
*なので、既存のエントリー項目などにとらわれず、「自分たちらしさ」を出すことを考慮する。
*家庭医療のコンテキストにおいては、多くのプログラムが、自分たち独自のエントリー項目を設定することで、それらの分析から「家庭医療のコアコンピテンシー」の構築が可能になると考えられる。
です。(根拠となる文献はポスターの中で引用してあります)

Portfolio Stfm Denver 2009 Sp51 Fujinuma, Okada




ことしSTFM INNOVATIVE PROGRAM AWARDの受賞をしたFamily Medicine Digital Resource Libraryでもアップしてあります

STFMの全体的な感想は別の機会にとして、米国のポートフォリオの取り組みは大分広がっていますが
*ポートフォリオがどのようなものであるか、についての理解は千差万別である(単に症例や手技の記録に一言感想をつければよい。というような理解プログラムも)
また今回の発表を準備する際に、ACGMEの新たな取り組みも知ることができました。これからポートフォリオについてのエビデンスを組織的に蓄積することになるようです。

The ACGME Learning Portfolio
Experience, Reflect, Learn, Assess


ポートフォリオに関する論文210件のまとめ
 
プロジェクト概要 2007−2016の10年計画です

写真はデンバーのコンベンションセンター

1 コメント:

Masaya さんのコメント...

Springfield より
ポスター拝見しました。
大変興味深く、勉強させていただきました。
自分はPortfolioに乗っかっただけで、ひとつのツールとして使いこなせていないことを反省しています。
私もこの中から、また館山を訪れたときの"気付き”と”ひらめき”で、明日からの毎日を掘り下げてみたいと思います。

この場を借りて、、
ありがとうございました。