今月号のJIMです.
表題の通り特集は「医師のためのビジネス・スキル」
です.
この号は私の運営するHANDS-FDFと深い関係があります.
特集として14のアーティクルが載せられていますが,そのうちHANDSの修了生が5名,Pre-HANDS(HANDS開始の2005年より前に,pilotとして参加した人)が3名,HANDS advisory boardが1名とdirectorの私1名を加えてなんと10名がHANDS関係者です.勿論,この10名の執筆内容はHANDSで取り上げる項目,内容もほぼそれらに,ここの執筆者の個人的なアレンジを加えたもので,いわばHANDSのshowcaseの様な感じです.
いつぞやはHANDSの教科書を,と考えて,行動が伴わない私としては,この様な締め切りをもらうことで,HANDSの教科書の試作編を作るチャンスをもらったような気分であり,また,自分が成長のお手伝いをさせていただいた皆さんの成長の証であり,また彼(女)らからの贈り物です.よい冥土のみやげになりました..
執筆者を選んだのは私ではなく,編集委員の先生.こちらからお願いしたお手盛りではなく、本当に予期していなかった所で、この様な機会を頂き、大変うれしく思いました。ありがとうございました.
ビジネス・スキル,と書いてありますが,私の書いた,タイトル・アーティクル,
医師のためのビジネス・スキルをどう学ぶか faculty developmentの視点から
では,
他者と仕事をする上で必ず必要な基本的な能力
と位置づけています.
勝間和代氏のいうOSとアプリケーション「OS」に当たります.勿論医学や,それぞれの専門分野のスキルが「アプリケーション」
どれだけアプリケーションがすごくても,OSが貧弱だと何度もフリーズを起こしたり,大変遅かったり,そもそもインストールできない場合もあると思います.ですから本当はこういったビジネススキルを学んでから医療を学ぶというのがよいかもしれません.ただ,社会に出て初めてその重要性を学ぶことも多いので,やはり,医師としてようやく独り立ちを始める卒後5年目ぐらいからこういったことを学ぶことで,非常に幅と深みのある医師になることができると考えてHANDSを運営しています.
P.S. 当初「HANDS-FDF」と検索したら,最初に「もしかしたら,HANDS-pdf?」とgoogleに聞き返されていましたが,いつの間にかそういうことがなくなっていました.