秋の大型連休に合わせてわざわざ高知からお友達と一緒に来てくださった家庭医療学学生部会代表が見学記を書いてくださいました。
天気がよかったので外へ椅子を持ち出して振り返りと議論をしたのをよく覚えています。僕自身も対話の中で初めて言語化されて、またそれを受け取った他者によって言語化されて初めて気づく事がたくさんあります。
「何でも診るから家庭医なのではなくて、家族・地域を診るから何でも診られなくてはいけない」
今まで無意識の中にあった事ですが、このときの対話によって言語化を助けて頂きました。感謝。
遠いですが、見学の皆さんお待ちしております。
亀田ファミリークリニック館山 実習報告
2009.10.08.11:42
2009/10/24
第22回 医学生研修医のための家庭医療学夏期セミナー ブログ
2009/10/23
[募集] KFCT 家庭医レジデント スポーツフェロー マタニティ/ウィメンズフェロー スタッフ
亀田ファミリークリニック館山 家庭医プログラムでの スタッフ、フェロー、レジデント、短期研修の募集です。
特に急激な立ち上がりを見せているプライマリケアスポーツ医学のフェローがおすすめです。
また、レジデントの募集に関しては面接日が迫っておりますが、まだほんの少し空きがありますので滑り込み可能です!
複製、転送は大歓迎ですので、「そういえばあの人家庭医に興味があったな」という人に心当たりがありましたら、転送をお願いいたします。
当院では、深さはもちろん、日本で最も幅の広い家庭医療の実践、教育、研究を目指します。
現在の重点事項
*得意分野を持った家庭医の育成 (differentiation, GPwSI: General Practitioner with special interest)
*点でなく面での展開(他施設との連携)
*地域、行政との連携推進
*研究、福祉推進事業への取り組み
平成21年度社会福祉推進費補助金事業の実施状況について
http://www.kameda.com/about/facilities/tateyama/index.html
特徴
*日本家庭医療学会プログラム認定。プログラム認定制度発足に先立って、2000年より運営しています。
*他の認定プログラムが設立の際に参考にするプログラムです。(現在立ち上がっている多くのプログラムの設立担当者の方が見学に来られました。事業報告参照)
*他のプログラムの指導医を育成した指導医が管理するプログラムです。 (HANDS-FDF 修了生参照)
http://mywiki.jp/familydoc/HANDS-FDF+%28Faculty+Development+Fellowship%81j/%8FC%97%B9%90%B6/
*レジデントも含めて10人以上の家庭医が行なうこれからのグループ診療のスタイル(ピアサポートと協同学習)
*3年間基本的に同じ地域で継続診療を行う(継続性を最重視した研修プログラム)
*家庭医療の指導医が常勤5名+非常勤3名
*3次医療機関(亀田メディカルセンター)との綿密な連携(Integrated Healthcare Networkにおける家庭医療)
*プログラム修了生7期16名の実績(修了生はその行き先で家庭医としてそれぞれ高い評価を受けています)
同時に、
*指導医として働いて頂けるhospitalist(GIM:総合診療、病棟中心)、ER医、在宅専門医、もちろん家庭医
*専門を持っているがプライマリケアへ軌道修正したいという方の再研修(特に、小児科、透析、精神科、産婦人科からの転向。)現在も1名研修中です。
*既に家庭医の後期研修を始めているが移籍を考えている方(これについては学会の厳密なルールがありますので慎重にご検討下さい)
*他プログラムの選択研修の期間の受け入れ(現在公式の連携が4プログラム 初期:3 後期:1あります)も募集いたします。
こちらは随時募集、詳細は個別に応相談ですので、私のメールアドレスへ直接ご連絡をお願いいたします。
もちろんそれ以外もできる限り要望を考慮致します。
各プログラムの詳細は
http://www.kameda-resident.jp/senior/examination/internal/internal07.html
をご覧ください。
家庭医後期専門研修プログラムの面接日は、2009年11月9~10日です。
【参考】
亀田は倍率が高いのではないか?という噂があるようですが、それは初期研修の話です。
家庭医のプログラムは設立以来実質倍率2倍を超えたことはありません。
迷っている方もまずメールを!
2009/10/21
2009/10/19
Column : 自業自得?. MMJ (Mainichi Medical Journal) (2009) vol. 5 (9) pp. 573
生涯学習として手軽に読めるMMJ (Mainichi Medica Journal)。毎月楽しみにしていましたが、ご縁を頂きコラムを書かせて頂く事になりました。
第1回目が9月号です。
ボクシングや格闘技のリングサイドドクターというしごとは倫理的に成立するのか?という疑問から初めて、家庭医としての普段の診療に話を展開しました。
引用している
ボクシング存廃論
http://plaza.umin.ac.jp/~kodama/appliedethics/boxing.html
古いですが内容は秀逸.ぜひ皆様のプログラムでカンファレンスの種としてどうぞ.
発行部数7万5000ということですが、全く反応がなかったのはやはり最後の方の単なるコラム,という事だからなのでしょうか...
blogともその他のソーシャルメディアとも書きたい内容がちがうのは、やはりコミュニケーションチャンネルによって親和性のある内容や対象が違ってくるからなのでしょう。
隔月なのでなんとか頑張って続けようと思います。
Webへの時期、公開方法については出版社の許可を得ています。(9/15/2006公開)
Column : 自業自得?. MMJ (Mainichi Medical Journal) (2009) vol. 5 (9) pp. 573