2009/05/07

    さらに新型インフル情報 (英国NHSの取り組み、アメリカ家庭医療学会の取り組み)

インフル以外のこともやらなければならないのですが、早くインフルのことをやらなくてよくなるようにインフルのことに集中して片付けています。

関連病院の感染症科の部長より紹介いただきました。

英国NHS(厚生労働省のようなもの)がテレビで流しているキャンペーン




英国流の皮肉がたっぷり利いていますが、たった1分でもこれだけのことが伝えられる。先日の厚生労働省のものよりメッセージ性は明確でわかりやすいです。

さらに短い30秒バージョンもこちらにありますが、1分バージョンの方がいいですね。

このような時期こそ複雑な事象をできるだけ明確に、単純に伝えるRisk Communicationが重要です。

以下に、リスクコミュニケーションについてのリンク集があります(英語ですが)

Risk Communication | Pandemicflu.gov

最後本日付けでアメリカ家庭医療学会からのメール

H1N1 articles now available online — 受信
Uploaded with plasq's Skitch!


以下が上記の3つについての埋め込みリンク

Basic Rules of Influenza: How to Combat the H1N1 Influenza (Swine Flu) Virus
Telephone Triage of Patients with Influenza
Preparing Your Office for an Infectious Disease Epidemic

たいした情報は書いていませんが、2番目の電話トリアージマニュアルは今後蔓延期において有用になるはずです。(蔓延期はいかに電話で診断をして電話で抗インフルエンザ薬を処方する、つまりいかに外出させない、医療機関にこさせないかが重要)なんとか日本語にできたらと思います。

シンプルですが学会が、学会員のために、時期を逸せず必要な情報(サポート)を提供する。医師会はやっています。PC関連学会はやっているか。会員のために、というmotivationは時にその利権を守るための変な方向に向いてしまいますが、しかし、組織はやはりその構成員のためにできることをやるというのが必要なことでしょう。

2 コメント:

ざーさい さんのコメント...

とても参考になります。今後ともよろしくお願いします。

岡田 唯男 / Tadao Okada, MD, MPH, DABFM, FAAFP さんのコメント...

コメントありがとうございます。
感謝です。