小さな、静かなる持続の力 | lifehacking
より(途中何カ所か省略)
陶芸のクラスで、クラスを二つに分けて、作品の「質」と「量」で評価をしたところ、「量」をこなした方には「質」も付いてくるようになったというのです。このことは、理論立てて考えるよりも先にやってしまう方が早い、また失敗から多くを学べるということを示していると思えます。
また、これが陶芸のというのも注目に値します。陶芸などの芸術は「無駄の排除」あるいは「デザインの欠如」がかえって完成度を増すことが多いですので、数をこなすことはクリエイターたちの手つきから陶芸にとってむだな部分を削ぎ落としていった結果とも言えるものです。
まずは始める。質はあとからついてくる
才能云々よりも、まずは作り出すこと・作っている状態を持続することが、十中八、九、いや、百中九十九くらいの場合は正しい選択になるのだなあ、ということを、いろんなことを小難しく考える癖のある自分は、毎日のように痛感しています。
物理学者ニールス・ボーアは「専門家というのは、自分の専門においておかしうる間違いをすべて知り尽くした人のことだ」と言っています。おかしうるすべての間違いというのは、膨大な量です。大学のとき、理論物理学は論理的に正しいことだけを鋭く細く探求する学問だと思っていたときに、この言葉に接して愕然としたのを覚えています。
こうしてみると、ただ量を生み出すだけでなく:
量をたたき出して、その分野における知識を地と肉に覚え込ませるフェーズ
一定量を持続的に作り出すことによって、生産性の高い状態を自己フィードバックで維持するフェーズ
この二つがからみあっているように見えます。「自分の能力が低い」と思っている人は、「一度まとめて勉強しよう」などと考えずに、毎日最小限の行動を持続して、ゆっくりとそれを広げてゆく方が効果があるのではないでしょうか。
質より量に学ぶ | Radium Software
引用ばかりだが,言い尽くされている感があるので,追加することはありません.
たくさんやろうとすればするほど,たくさんやればやるほど,
「時間的効率」に意識的・無意識的に直面せざるを得ないため,無駄がそぎ落とされる.
しかしながら,
私の持論
「practice makes perfect(繰り返しによって完璧になる)」は間違いである.繰り返しによって確実になるのは,「あなたが繰り返しやっていること」であり,間違ってやりかたを何度も繰り返しやればそれが確実になり,余計に変更が困難になる.
からすると,数やるだけではダメで,やはり,1回1回毎にうまくいったこと,行かなかったことを検証し,次のトライに活かす,いわゆるreflective practiceでなければ改善は望めない.とおもいます.
practice makes perfect(繰り返しによって完璧になる)
改め
reflective practice makes perfect(思索を伴う繰り返しによって完璧になる)
結局Kolbの学習サイクル を何回回すか.ということ.
そして
「専門家というのは、自分の専門においておかしうる間違いをすべて知り尽くした人のことだ」
は名言.