ACGME 2008-2009 data resource book
が公開されています。
レジデンシーとは日本でいう後期研修と考えて頂ければよいと思います。
気になったデータをピックアップ
レジデンシープログラムディレクター
コア専門科の13%が新しいディレクターに交代
新しいディレクターの就任時 平均教育歴は14年
家庭医療のプログラムディレクターの交代の平均期間(平均寿命)は5.8年 (どちらかというと他の分野より短めです。私は7周年を迎えました)
レジデント
全領域の27%が外国の医学部出身(IMG: International Medical Graduate)
家庭医療では40%
家庭医療からのフェローシップで老年医学は57% スポーツ医学は16%
IMG率の高さで気になったのは内科からのフェローシップいくつか
集中治療 64%
老年医学 69%
呼吸器 85%!
IMG率の高い領域の順位は p.65
(一応IMG率の高さと研修中,または専門医取得後のQOLの高さとは反比例するといわれております。現金なアメリカ人ですから)
p.84 各分野の全体に対する比率
プログラム数は家庭医療が最大(全プログラム数の11.4%)
レジデント数は内科が最大 (全レジデント数の24.6%)
家庭医のレジデントは10.6%
家庭医療のレジデンシー修了者数 3070名
何らかの理由で修了しなかった,できなかった人381名 3.9%
人的資源の豊富さにはまだまだ負けています。
もしかしたら質の話よりもまずは数かもしれません。(この議論は結論がでないのですが)
2009/10/30
米国レジデンシーの全て(米国レジデンシーのデータ ACGME 2008-2009 data resource bookより
2009/10/29
少し体裁を変更しました。(twitter,tumblrとのリンク)
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