2008/10/10

    パーキンソンの法則

医師ならよく知っているパーキンソン病とは何の関係もない

wikipediaより

パーキンソンの法則(Parkinson's law)とは、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」(第一法則)、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」(第二法則)というもの。以下、第一法則について述べる。

パーキンソンの法則は、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンが、その著作「パーキンソンの法則:進歩の追求」のなかで初めて提唱したものである。パーキンソンの法則は、英国の官僚制を幅広く観察した結果に基づくもので、たとえば、大英帝国が縮小していたにもかかわらず殖民地省の職員数は増加していたとパーキンソンは指摘している。

パーキンソンによれば、このような結果は、 (1)役人がライバルではなく部下が増えることを望むこと、(2) 役人は相互に仕事を作りあう、という2つの要因によってもたらされる。また、パーキンソンは、官僚制内部の総職員数は、なすべき仕事の量の増減に関係なく、毎年5~7%増加したとも指摘している。

パーキンソンの法則には、コンピュータに関するバリエーションもあり、それは「データ量は与えられた記憶装置のスペースを満たすまで膨張する」というものである。システムに組み込まれるメモリー容量の増加は、より多くのメモリーを必要とする技術の発展を促すのである。過去10年間の傾向として、システムのメモリー使用量はおおむね18ヶ月ごとに倍増している(ムーアの法則)。幸いなことに単価当りのメモリー量も12ヶ月ごとに倍増してきたが、この傾向には物理的な限界があり、永遠に続くことはない。

パーキンソンの法則は、より一般的に、「ある資源に対する需要は、その資源が入手可能な量まで膨張する」という形で述べることもできる。



「ある資源に対する需要は、その資源が入手可能な量まで膨張する」

病院の仕事が忙しいので医者の数を増やしたがちっとも楽にならない.
渋滞がひどいので道路を拡張したが,また渋滞がひどくなった.
生活がきついのでより収入の多い仕事に就いたが,相変わらず生活はきつい.(貯金ができない)

等いくらでも例は挙げられると思う.これはシステム理論でも説明できる.

ここから学べるのは単純に足りない資源を獲得するように奔走したところで,その資源はすぐにまた足りなくなる.必要なのは,その資源が枯渇する前に,その資源により依存しない仕組みを作ること.

こちらには第三法則も紹介されている.
パーキンソンの法則

「拡大は複雑化を意味し、組織を腐敗させる」(パーキンソンの第三法則)


TOC/CCPMの提唱者、エリヤフ・ゴールドラット(Eliyahu M.Goldratt)は、著書「Critical Chain」(1997年)においてプロジェクト遅延メカニズムの1つとして、「パーキンソンの法則」を挙げている。これは、作業が早く終わっても次工程に回さない(与えられた作業時間は自分で消費する)、早期完了の未報告といった現象をいう。


出典については別の説も

パーキンソンの法則


シリル・ノースコート・パーキンソンが1955年にイギリスのエコノミスト誌に発表した記事に由来します。


同様のものに「容積満杯の法則」というのがあります.

転居者マーケティングと『容積満杯の法則』

狭いからといって広いところに引っ越すのに,そこがすぐに一杯になる.

私の場合「かばん」もそうです。
持ち運ぶ荷物がどんどん増えて、それに合わせて、かばんを大きくしていたのですが、かばんが大きくなれば不思議に入れる荷物もどんどん増えていきます。


このことを知っていたので,鞄を買い換えるときに,より小さいものに買い換え増した.

そのせいで鞄2つ持ち歩いてますが....
でも総量は減りました.スペースがないことで,「もしかしたら必要かも」ぐらいのものを何でも入れていたのが,「本当に持って行かなければならないのは何か」とシビアに考えるようになっています.

基本的にはパーキンソンの法則のことですね.

繰り返し:人が足りないから増やす,時間が足りないから増やす(増やせないけど),物が足りないから増やす,は基本的には一時しのぎの解決でしかない.

診療所運営の場合は経営面を考えるとこの法則を逆手に取ることができます.(ヒントはここまで)

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