2008/01/10

    安房医師会病院 公募締め切り

新聞より引用
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安房医師会病院譲渡 亀田グループが応募、審査へ
2008年1月9日 朝日新聞

館山市山本の安房医師会病院(上村公平院長)の新しい経営主体の公
募が8日、締め切られた。応募は、鴨川市などで総合病院や療養所など
を展開する亀田グループだけで、選定委員会(長隆委員長)が直ちに審
査に入り、12日までに優先交渉権を付与するかどうかを決定し、具体
的な交渉を始める。

同グループでは、医療法人「鉄蕉会」(亀田俊忠理事長)が主に医療
関連施設を経営する。そのうちの一つ、亀田総合病院は診療科31、病
床数862で、医師数は約350人。このほか県内では千葉、館山、勝
浦市に診療施設がある。

ただ、同グループに与えられるのはあくまで優先交渉権であり、条件
が折り合わなければ、他の法人が参入する可能性もある。

長委員長は「全国的に評価の高い亀田グループが応募してくれた。地
域医療が永続的に保証されるような形でまとめていきたい」などと語っ
た。

>
> 安房医師会病院の移譲 応募 鉄蕉会のみ> 傘下入りほぼ確実
> 2008年1月9日 読売新聞
>
> 医師や看護師の大量退職などで経営難に陥った安房医師会病院(館
> 山市山本)の再建問題で、同病院を運営する安房医師会(宮川準会
> 長)は8日、経営移譲先の公募結果を発表した。公募に応じたのは、
> 鴨川市で亀田総合病院などを運営する医療法人鉄蕉会(てっ
> しょうかい)(亀田俊忠理事長)のみで、安房医師会病院が鉄
> 蕉会の傘下に入ることがほぼ確実になった。
>
> この問題を巡っては、外部の有識者で組織された経営改革委員会
> (長隆委員長)が昨年11月、「病院事業を第三者に経営委託または
> 譲渡することが必要」と答申。館山市など3市1町で構成する安房郡
> 市広域市町村圏事務組合議会(議長=渡辺政久・南房総市議会議長)
> もおおむねこれを了承し、同病院が同12月22日から今年1月8日
> まで、新たな経営主体者を公募してきた。
>
> 公募結果を受けて、12日に安房医師会病院の第3回経営改革委員
> 会が開かれる。委員会終了後、6人の委員に金丸謙一・館山市長を加
> えた経営移譲選定委員会が経営移譲先を鉄蕉会と選定し、安房医師会
> との間で「経営移譲の条件」に関する仮協定が締結される見通し。
>
> 亀田総合病院は常勤医師360人、看護師973人(昨年4月1日
> 現在)。


安房医師会病院 経営委譲 公募に一件2008年1月9日 東京新聞
【千葉】


 経営難に陥っている館山市の安房医師会病院が経営委譲先を公募している問題で、応募受付期間が八日、終了した。応募は、鴨川市で亀田総合病院を経営する医療法人「鉄蕉会」と関連社会福祉法人「太陽会」が連名で届けた一件だけだった。

 鉄蕉会は一九五四年に発足。鴨川市東町の亀田総合病院などを運営し、一昨年には館山市に「亀田ファミリークリニック」を開業した。

 委譲先は、安房医師会病院経営改革委員会の有識者五人と、同病院に計十億円の補助金を出した三市一町でつくる「安房郡市広域市町村圏事務組合」の理事長金丸謙一・館山市長による選定委員会が、十二日に決定する。応募が一件のため、鉄蕉会と太陽会への委譲の可否を協議する。 (岡村淳司)


-------引用ここまで-----------
鉄蕉会が公募することは理事なので当然わかっていたが、競合がいないのはびっくりした。(某全国チェーンを想定していた)
正確には鉄蕉会ではなく関連の太陽会が応募したのだが、新聞記事としての明快さの為に鉄蕉会が応募した形になるのだろう。

> 公募結果を受けて、12日に安房医師会病院の第3回経営改革委員
> 会が開かれる。

複数の公募があれば傍聴に行こうと思っていたが、(安房医師会員には開かれている)、行かないことにする。

得られるのは優先交渉権なので、12日のあと、これからいわゆるデューデリジェンス (直訳すると「当然払うべき注意・努力(Due diligence)」yahooより)ののち、具体的な委託条件の交渉にはいる、まだまだこれから長い。これからの交渉でどちらが優位かは内部事情なので書けませんが、皆さん考えてみて下さい。

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