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2009/06/18

    温故知新 Textbook of Family Medicine 第3版 by I. McWhinney & T. Freeman

教科書には2種類ある。その領域に必要な知識をカバーするためのもの、そして、その領域を定義して、概念化するためのもの。この本は後者に属する一冊である。臨床領域の教科書のほとんどは疾患を分類する伝統的な方法にあわせて書かれているが、家庭医療の教科書がそのような構造をとろうとすると2つの問題に直面する。家庭医は問題が分類されるよりも前に問題に遭遇する(診断がはっきりしない)。原則的に家庭医はあらゆる種類の問題に対処をする準備ができている(もちろん適切な紹介も含めて:岡田注)。つまりどれほどまれであっても、家庭医療の現場で出会う可能性のない疾患など存在しない。もし教科書がその領域にわたる全ての知識をカバーしようとすると、内科の教科書の焼き直しになってしまうリスクを抱える。さらに深刻なことに、時に家庭医療でも使用されることはあるが、基本的には、従来の構造(おそらくbiomedical model;岡田注)は我々の領域において非常に自然である有機的な思考体系(おそらくbiopsychosocial modelを代表とするシステム理論など:岡田注)とは矛盾しているという意味において、家庭医療はその他の分野から異なっているのだ。(翻訳岡田)



総論屋、理屈派、原理原則論重視人間の私としては、歴史をよく学んでそこから生かせることがないかいつも考えたり、Classic(古典)に立ち返ることを重視しています。(というか好きなだけなのですが)

香港でのWONCA に参加したことの収穫の一つにPatient-centered Medicine: Transforming the Clinical Method: Transforming the Clinical Method(下記:以下PCCM本)の著者であるMoira Stewartの講演を聴き、個人的にお話しできたことがあります。そのスクープは追ってお話しするとして、そこでPCCM本の第3版の話がでていること、また家庭医療の古典の一つであるマクウィニーの教科書が改訂になったばかり、という話を聞きました。

早速購入。昨日届きました。また私としては、最初にPreface(前書き)なぞを通読してしまうのです。(意味のない作業ではなく、特にそれまでの版を読んでいる場合、どこが改訂になったかをまず知る方が効率がよいからです。ガイドラインの改訂と同じです)

そのprefaceの最初の段落を最初に挙げましたが、(英語だとかなり格調高い文体なのですが...) 家庭医療の本質をよく表しています。

同様のラインでは廣岡 伸隆氏の投稿が参考になります。
廣岡 伸隆 Family Practice 概論 より良い理解のためのイントロダクション ―米国Family Practice Residency の経験から―
家庭医療11巻1号 2004 pp.66-71

つまり、家庭医療は医学、生理学、社会学、心理学などなどの多くの学問から得られた知見をもとにしてそれを適切な場面で適切に組み合わせて実践する2次学問であるということ。

その他の第3版の変更点としては初めてThomas Freeman氏を共著者にして、単著ではなくなったこと、McWhinney氏とFreeman氏が二人で第2版の抄読会を進める中で時代遅れになっている部分や改訂が必要な部分を変更したことなどが書かれています。

五つだけ臨床問題に関する章(咽頭痛、頭痛、疲労、糖尿病、高血圧)が用意されていますが、その意図については以下のように書かれています、

前述の通り、家庭医療という領域がカバーする全ての知識を網羅することはできないこと。疾患の分類にあわせて教科書を構成するという行為自体が、家庭医療のものの見方に相反するということなどから、あくまで、1−10章にかかれた家庭医療の基本的原理の実践例や実践方法を例示するためのものである。(岡田意訳)

一応具体的な治療方針などについては執筆時の最新のカナダのガイドラインなどにあわせていますが、時間とともにそれは古いものとなるため、その都度最新の情報を参考にする必要があること、特に薬物療法に関しては、今の時代、どの教科書でさえも、適切な情報源とは言えないため、特に理由がなければ具体的な投薬のレジメ(dosage)については意図的に言及しない、ことが書いてあります。

ではなぜあえて臨床のトピックを扱う章を用意するのか。
前述の「あくまで、1−10章にかかれた家庭医療の基本的原理の実践例や実践方法を例示するためのものである。」が全てを語っていますが、その5つについてはprefaceで症状3つと古典的な疾患概念である糖尿病、生理学的な多様性と危険因子についての高血圧という風に説明されていますが、具体的にそれらの章を眺めてみると

急性咽頭痛では、いわゆる検査前確率などの診断精度の問題、家族の影響、見逃してはならない診断(もちろん急性喉頭蓋炎)など診断の周辺と費用対効果に乗っ取ったマネジメント(全員治療vs検査で治療vs etc)
頭痛では鑑別診断、自然経過でなおることの多い疾患のマネジメント、見逃してはならない診断、急性期の治療、予防、慢性化した頭痛の治療)
疲労では心身相関や精神疾患の症状としての身体症状、鬱病、慢性疲労症候群
高血圧では、疫学、人種や年齢その他の危険因子毎の発生率の違い、診療所のシステムとして未診断の高血圧を見つけるシステムの構築、薬物治療へ踏み切るタイミングなど
糖尿病では一般的な慢性疾患の管理(合併症予防まで含めて)

と言った具合である。ただしそのbiomedicalなマネジメントの内容は場合によっては他の書籍の方が優れた内容を提供していると思われる場合も多く、prefaceにあるように、そのトピックの診断、治療について学ぶというよりは、その例を通じて、家庭医療の理念に基づいた疾患のスクリーニング、診断、治療、管理、家族との関わりなどの表現方法を学ぶことに徹する方がよいだろう。

Part 3は家庭医療の実践、ということで、往診、記録(電子カルテも含めて)、紹介、コメディカル、地域資源の利用、代替相補医療(CAM)、診療所運営の章立てで、この部分が特に最近の進歩にあわせて大幅の改訂がなされたようである。

Part 4は生涯学習とリサーチ。

まとめるとやはりprefaceの第1文にあるようにこの教科書は家庭医療を定義して、概念化するための教科書であり、その理論的基盤はやはり現代でも通用するclassic(古典)としてその位置は揺るがない。最も価値のあるのはPart I(基本原理)の1−10章。ただ残りのpart2~4は一部参考になる部分があるものの、よりよい内容を得られる類書も多く、個人的にはむしろない方がこの教科書の価値を高めるのではないかとまで感じられる。

家庭医療の教科書をひもとく楽しみはその「総論」「基本的理念」にある。それぞれの著者がそれぞれの「家庭医療観」に基づいて章立てと構成、理論展開を行うため、その著者の「家庭医療観」がよくわかるからであり、それはさらにいくつかの教科書を比較することでよくわかる。

米国のSaultzやSouth-Paulのものと比較すると、米国のそれは非常にダイナミックであり、いわゆるcutting-edge(変化しつつある最先端)を明確に意識し、できる限り適応しようとする意図が見える一方で、McWhinnyのそれは、英国圏の影響であろうか、徹底的に基本的原理を守ることが重要であり、時代の変化に対しては必要だから対応する、というような半ば受け身の雰囲気も感じられる。

私自身はどちらの肩を持つでもなく、その差異そのものの存在を喜びたいと思う。McWhinnyの弁護をしておくと、その第1章のごく早い段階(p6)において、医学の高度専門分化の歴史を語った後に、考えなければならない2つの教訓として

1. もし専門家(profession)がパブリックのニードを満たすことができなければ社会は自らのニードを満たすために何らかの方法を見つけ出す、場合によってはその専門家集団の外にいる人たちに解決を求めて。(例えば代替相補医療もその一例かもしれない)。
2. professionは時には、社会からの圧力に対応する形でそのメンバーの主張する方針や意図に反する方向で進化することがある。


を挙げていることを指摘しておきたい。

なんだかんだといいながら書評を書いてしまいました。
これから少しずつ熟読を進めていきます。

Textbook of Family Medicine
Ian R. McWhinney, Thomas Freeman
Oxford University Press, USA ( 2009-04-08 )
ISBN: 9780195369854
おすすめ度:アマゾンおすすめ度



Moira Stewart, Judith Belle Brown, W. Wayne Weston, Mcwhinney, McWilliam
Radcliffe Medical Press ( 2003-07 )
ISBN: 9781857759815






CURRENT Diagnosis & Treatment in Family Medicine Second Edition (LANGE CURRENT Series)
Jeannette South-Paul, Samuel Matheny, Evelyn Lewis
McGraw-Hill Medical ( 2007-09-04 )
ISBN: 9780071461535

2009/03/10

    モチベーションをあげる方法(自分、他人)

引き続き、いろいろな人に「やせましたね」といわれますが、最近はその後に「大丈夫ですか?」が続くことがしばしば。病的なやせ方に見えるのでしょうか。体調は変わらないのですが、病的に受け取られるやせ方なら改めなければなりません。もう少し体重戻した方がいいのかな。あと今は食事管理だけなので、やはりもう少し運動を取り入れて健康的にやせなければと思っていますが、食事管理は時間も労力も意識付けもいらない(今は完全に習慣化されてしまった)ので苦痛もないし、努力も不要なのですが、運動に関してはまだその域に達していません。

さて、最近ずっと自分のテーマである、「やる気」。

引用ばかりですが、

昨年のHANDSで参考書にした

モチベーション・リーダーシップ 組織を率いるための30の原則 (PHPビジネス新書)




の著者の連載です。(全部無料でみれると思います。表現は違いますが上記の本の内容の多くがカバーされています)


自分用
モチベーションを創る技術http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080326/151295/
全24回


他人用
モチベーションを高めるリーダーシップ
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20080917/170817/
21回 連載中


自分自身の身につまされることも多いですが、再認識しながら日々向上を目指すよりありません。

関連してもう一冊。こちらは大学教授の執筆によりきちんと論文を引いてあり、いわゆる総説として良くまとまっています。ですから少し読み物としては硬いですが。



その他のやる気関連本はこちら

時間泥棒されないように気をつけながら参考まで。

2009/02/05

    会議本

今週末 今年度HANDSの最終回のAwayセッションがありますので準備に追われています。
毎年繰り返しのセッションがあるので、その度に昨年の資料を見返して、新たな情報を加えてupdateするのですが、いかに以前の資料は情報源の引用に関してまじめに考えていなかったかがよくわかります。記述の出典がわからずじまいのものは、結局使えないのです。

それから、来年以降どんどん作業量を減らしていくために、そのインフラを作りながらupdateをしています。その分時間はかかりますが、どこかでこの作業に時間を裂いておかないと、いつまでも毎年同じ負担がかかります(本来は第1回目にしておくのが理想)

関連して会議の進め方のセッションの参考にした資料のほんのリストを整備

こちら

会議は最もFD的な能力が総合的に試される場所です。

2009/01/21

    のうだま―やる気の秘密

表題の本のまとめmindmapで作成。





人間はそもそも飽きっぽい。
続けられる方が難しい。
やる気が出ないと思ったら スイッチB,E,R,I
挫折しそうになったら スイッチB,E,R,I

2008/01/11

    効果的な会議の方法

FD(faculty development)の領域にadministrationというのがある.これは運営,ということなのだが,その中には会議の運営,というのがある.

もちろんHANDSでも重要な習得課題として,割と時間を割くし,所属法人で地域のケアマネのリーダーなどを対象に開かれる指導者講習でも,効果的な会議の進め方についてのWSを担当させて頂いている.

コツや内容はまた書くとして,参考書は以下のものを一通り読めばよいだろう.(取捨選択して2-3冊)

すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2005/05/18
  • おすすめ度 3.5




燃える!会議術 早く終わって、結果が出る (PRESIDENT BOOKS)
燃える!会議術 早く終わって、結果が出る (PRESIDENT BOOKS)
  • 発売元: プレジデント社
  • 価格: ¥ 1,000
  • 発売日: 2006/09/08
  • 売上ランキング: 18445
  • おすすめ度 3.0


上記2冊は私も所有し,個人的に行っている効果的会議の方法のWSのネタとしています.

秘伝すごい会議
秘伝すごい会議
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/10/19
  • おすすめ度 4.5


1つめに紹介した本の続編.未だ読んでいません.
現在,シゴタノ の抜きが記 http://cyblog.jp/modules/weblog0/ でも,ずっとテーマとなっています.

究極の会議
究極の会議
  • 発売元: ソフトバンククリエイティブ
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2007/08/31
  • 売上ランキング: 3733
  • おすすめ度 4.5

私は未読.おもしろそうです.

会議の技法―チームワークがひらく発想の新次元 (中公新書)
会議の技法―チームワークがひらく発想の新次元 (中公新書)
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 777
  • 発売日: 2000/02
  • 売上ランキング: 21950
  • おすすめ度 4.5

HANDS修了生M先生の推奨,私は未読.あの「効果10倍」の吉田新一郎

会議革命 PHP文庫 (PHP文庫)
会議革命 PHP文庫 (PHP文庫)
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2004/04/01
  • 売上ランキング: 62903
  • おすすめ度 4.0

pre-HANDS修了生 I先生の推奨,私は未読.

会議が変わる6つの帽子
会議が変わる6つの帽子
  • 発売元: 翔泳社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2003/02
  • 売上ランキング: 111513
  • おすすめ度 4.5

アメリカでは会議の方法論として時々紹介されるsix thinking hats. 名前とコンセプトは知っていますが,今回の準備で原典の翻訳を見つけました.

2008/01/05

    年頭所感 (今更)

年賀状の返事を「戻り年賀」と割り切って、返事を書くつもりがその作業に取り掛かれずその逃避行動として、いまさらの「年頭所感」

2007年の目標
ベースを購入し、演奏家としての自分を再始動させる(夏に達成)

2007年の振り返り
全体的に
多いに悩み、迷った年
大殺界1年目(陰影) 1月早々、母親、義理の母親ともに転倒してColles骨折 これで厄が落ちたか?
後半は本当に振り向く暇が無かった。多少消化不良気味。
周囲に数名の「モーティベーションキラー」がいる。関わらないに限る、とあるが、それが出来ないから困った。
相変わらず静脈の仕事、振り返り、まとめの仕事が十分にできなかった。
先天性疾患の突然の宣告。病の意味、人生、生きかたを再度見直し。
プライベートでも医師患者関係においても「人ー人」関係にこだわるようになってきた。(単なる「人」ではなく、顔の見える、どこの誰それとどこの誰それ、という関係)
それだけに、お世話になった人や友人へのお礼や連絡が不十分、不義理が多い。

医師として 
今後10年の重点領域に出会った。キーワード のど、声、手、歯列 もう少し形になってから公表します。
当該webサイトの技術的問題でアメリカの認定更新が1年先に延びた。(1年余裕を持って更新しようと思っていたのが出来なくなっただけ。切れたわけではない。)

院長として
「安全、安心」「リーダーシップ」「ビジョンの共有」ということを強く考えさせられた。
自分には90人の大組織のトップは出来ないのではないかと何度も悩んだ。
職場の風土で改善すべき点が見えるがどうしたらいいか突破口が見えない。

教育者として
家庭医療:教育への情熱は風前のともしび。何とか絶やさないようにすることがやっと。それだけに自分がだめになっても続く仕組みを作らなければならない、という気持ちがさらに強くなった。これがさらに現場の誤解を生んでいるのだが.....
FD:自分が成長のお手伝いをした人たち(自分が育てたなどとは言えない)に教わったり、影響を受けることが多かった
自分の跡をたどってきてくれる人が少し出てきた。そのことに大変励まされる。

公衆衛生に関わるものとして
WONCA asia pacificの運営委員として選ばれたことから、WHO 西太平洋地区の大きなシンポジウムに参加する機会が得られた。そこで、実際にhealth policy makingを行なう各国の代表と話をする機会が得られたが、現場のことをあまりにも考えていない発言に強い違和感を覚えた。鳥の目と、虫の目の自分にとって心地よい折り合い点を見いだすヒントが得られた。
家庭教育、初等教育が人の健康に与える影響、環境と人の健康との関係をより強く意識するようになった。

表現者として
blogを実名でやることになった。演奏家として活動再開。メンタリストとしての活動も細々と継続中。

個人として
良いものを所有する喜びに目覚めてしまった(危険!!)
体重を減らすことや痩せることが目的ではないが、お昼を代替食にした。ウエストマイナス4センチ。
マイ箸を購入。職場に常備。
結婚10周年。ヨーロッパで3人の旧知と再開、短時間でも実際に会えたのは良かった。
妻は相変わらず猪突猛進タイプ。これと決まったらすごい。昨年は環境問題にがっちり取り組んだ。
上の子どもが小学校入学。マイペースのおっとり屋なので、心配したが、2学期以降は大変な成長を遂げた。
下の子は体を動かすのが好きなことが判明、常に動いている。サッカーがうまい。
整理整頓は引き続きの課題。
自分のキャリアアンカーが自律・独立Autonomy/Independenceであることを再確認。
さまざまな意味で「生きていることの喜び」が感じられる瞬間が自分にとっては重要であること。


非常に影響を受けた本(自分の行動、考え方などが実際に変った、というレベルで。最期にまとめて載せます)
梅田望夫「ウェブ進化論」「フューチャリスト宣言」「ウェブ時代をいく」
金子郁容 「ボランティア もう一つの情報社会」(まだ途中ですが)
鈴木 克明 「教材設計マニュアル―独学を支援するために」
シャロン・ダロッツ・パークス 「リーダーシップは教えられる (HARVARD BUSINESS SCHOOL PRESS)」
HRインスティテュート 「人をあきらめない組織―育てる仕組みと育つ現場のつくり方」
鶴岡 公幸 , 石原 美佳「図解でわかる ヒューマンキャピタルマネジメント―人材資本を活かす100のキーコンセプト」
ハックスシリーズ「ideaハックス」「スピードハックス」「チームハックス」「time hacks」

非常に影響を受けた考え方、キーワード
環境、エコ、ボランティア、システム思考、ヒューマンキャピタルマネジメント、モチベーション、考える組織(センゲ)、web2.0

自分の医師としての最近の信念の根幹をなしている論文(もしかして読んだのはおととしかも知れないが)
Woolf et al. The Break-Even Point: When Medical Advances Are Less Important Than Improving the Fidelity With Which They Are Delivered . Annals of Family Medicine 3:545-552 (2005) 
Glasziou et al. EBM notebook The paths from research to improved health outcomes. Evid. Based Med. 2005;10;4-7

気づいたこと
自分は非常にシステム志向性が強く、とにかくwin-winを目指す、全員、全体がhappyになれる職場、地域、しくみを何とか作りたいという気持ち。

---------------------------
現在の環境
すぐ近くの医師会病院が売りに出た。さまざまな形で影響があるだろう。
B.G. /A.G. (before google/after google)という言葉が出るぐらいgoogleの影響は大きい。
情報は増えるばかり、ネットさえあれば誰にでも手に入る、そこで自分らしさは何なのか。全員がhappyである、ということと自分の存在意義の両立をどうするか。
調べればすぐに分かることをわざわざ時間を割いてblogに書いても仕方ない。如何にoriginalな文章を書くか。

年末に手相を見てもらった。年取っても忙しくしているでしょうと。ずっとこれまで通り。悠々自適の引退生活は? 気を使わなくていい所まで気を使っているでしょうと。確かに、そのせいで飲み込んだセリフが数知れず。自分が我慢すればすべてうまく行くんでしょ。幸い長生きしますと。

大殺界ど真ん中(停止)で、何を言っても何をやっても誤解されるだろうと。新しいことは始めるべきではないと。そんなこと言っても世の中は待ってくれない。四柱推命的には悪くないと。良くも悪くも「我」が出るといわれた。隠しても出る「我」なら、しっかり自分らしくやるか。

家庭医療の大前提である「個別化」の医療と、安全、効果的、効率的を保障するための「標準化」の両立。これまでも考えてきたが、今後もずっと考えて行くことになろう。

2008年の目標

週に1回は自宅の机周り、職場の机周りの整理整頓をする。(月曜の朝か、金曜の夕方)
blogの週1回の更新。(出来るだけ手短に、分かりやすく。自分らしく。)
アメリカの家庭医認定医の更新を無事に済ませる。
プライマリケア学会の認定の更新を無事に済ませる。
監修本、執筆、翻訳各1冊
家庭医療、FDにおいてweb上での情報共有、交換がスムーズに進むコミュニティーの構築、始動、それとリンクしたジャーナルクラブの実施
HANDSを何とか次のステージへ
環境にも優しい医療機関づくり。CSRについても何らかのとりくみをしたい。
家族との時間を増やすこと
そしてそれらのためには、出張、講演を出きる限り減らすこと。

今年のキーワード(さらに深めたい、発展させたいこと)
システム思考、エコ、ボランティア これらを医療と結びつけた提案を何とかしたい
後継者問題
ヒューマンキャピタルマネジメント、モチベーション、考える組織(センゲ)、web2.0
sustainability

今年読む本(とりあえず、購入してまだ手が付けられていないもの、購入したいもの)

「会社の品格」「コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (ハーバード・ビジネス・セレクション)」「進化しすぎた脳 (ブル-バックス)」「知の編集工学 (朝日文庫)」「働くみんなのモティベーション論 (NTT出版ライブラリーレゾナント)」その他多数
去年後半はなかなか本を読む時間がなく、読むために買ったまま手の付いてない本が溜まってしまった。その消化をまず。


影響を受けた本、読みたい本、その他の本はここで

やっぱり長くなってしまった......
しくみ、しくみ、しくみ...

2007/12/18

    Family Physicianの独り言(blog紹介)

blogの紹介.
もうつきあいはいつからになるんだろう.今のところ渡米からは僕と同じ道を歩いてくれている.自分がone and onlyでありたいのに,という気持ちと,じぶんのしてきたことを同じように価値あることと認めてくれる人がいる,といううれしさと半分ずつ.どちらも僕の承認欲求といってしまえばそうなのだが.本当に一緒に仕事したかったのだが,帰国後の進路は決まっている.遠距離でのコラボレーションはこれからも今まで同様に出来るし,「自分と同じ道を歩んだ人がみんな各地で活躍している.優秀な人ばかり.」という話になれば,それでいいや,とおもって,打算のない最大限の協力とサポートを提供しようと思っている.(今打算的な思惑を書いたところだが)

いつも「自分が,自分が」というきもちと,「まず周りを,利他的に」というきもちとのせめぎ合いの中で生活している.それだけ意識していても自分が出る.

「滅私」永遠のテーマである.(相田みつをみたいですが)

その二人のたどった道程については以下の書籍

もしくは彼の論文,と書いてリンク貼りたいところだが,匿名でやっているblogなのでリンク貼らずにおきます.(顔写真でてるんだけどね)


家庭医学・総合診療にみる医学留学へのパスポート (シリーズ日米医学交流 7)
家庭医学・総合診療にみる医学留学へのパスポート (シリーズ日米医学交流 7)
  • 発売元: はる書房
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2007/11



アメリカ臨床留学への道―You can do it!
アメリカ臨床留学への道―You can do it!
  • 発売元: 南山堂
  • 価格: ¥ 4,515
  • 発売日: 2005/10
  • 売上ランキング: 79700

2007/10/29

    HANDS-FDF  #3に向けての課題図書

HANDS-FDF #3に向けての課題図書

割とぱっと読めると思います。

 http://tinyurl.com/2jlr93




大人のたしなみ「ビジネス理論」一夜漬け講座

大人のたしなみ「ビジネス理論」一夜漬け講座


  • 発売元: 宝島社

  • 価格: ¥ 1,365

  • 発売日: 2006/12/19

  • おすすめ度 3.5



posted with Socialtunes at 2007/10/17




 

2007/09/07

    読書

気がついたら 10冊前後平行で読んでいる。
現在読んでいる本はここ
全部読み切るわけではない。面白ければ全部読み切れるし,そうでなければ気がついたら途中のままどこかに埋もれてしまう。
質的研究を勉強して本当に良かったと思う。数字で表される情報以外の全てについて,大量の情報から,いかに重要事項を抽出するか,真実を読み解くか,というのが質的研究であるから(おおざっぱな言い方をすると),タイ呂運補運を読むことで,何となく重要なことは頭に残るようになってくる。逆に残らなければそれほど,その時期の自分にとっては重要なことではないのだろうと考えるようにしている。大量に本は購入するが(それでも最近は気にして中古を買うようになった),それは自分への投資と考えている。効率よく,必要な本だけ買えればよいのだが,読むまで分からないことも多いし,投資とは100%リターンが得られるとは限らない。



ポジティブシャワー
ポジティブシャワー
  • 発売元: 扶桑社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2007/03
  • 売上ランキング: 129095
  • おすすめ度 5.0




教材設計マニュアル―独学を支援するために
教材設計マニュアル―独学を支援するために
  • 発売元: 北大路書房
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 2002/04
  • 売上ランキング: 18091
  • おすすめ度 5.0


感想などはSocial tunesにて

2007/08/28

    HANDS#1の補充読書

以下は推奨(必須ではない)
http://z.la/w4y1r

図解 Web2.0 BOOK
図解 Web2.0 BOOK
  • 発売元: インプレスジャパン
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/07/28
  • 売上ランキング: 36240
  • おすすめ度 4.5


http://z.la/ctry2
フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)
フューチャリスト宣言 (ちくま新書 656)
  • 発売元: 筑摩書房
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2007/05/08
  • 売上ランキング: 702
  • おすすめ度 4.0


http://z.la/lfk0q
効果10倍の(学び)の技法 シンプルな方法で学校が変わる!
効果10倍の(学び)の技法 シンプルな方法で学校が変わる!
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 756
  • 発売日: 2007/04/17
  • 売上ランキング: 11364
  • おすすめ度 5.0


http://z.la/5ixan
なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?
なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?
  • 発売元: 日本実業出版社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2005/12/08
  • 売上ランキング: 14242
  • おすすめ度 4.0



http://z.la/dvuyf
医学教育プログラム開発―6段階アプローチによる学習と評価の一体化
医学教育プログラム開発―6段階アプローチによる学習と評価の一体化
  • 発売元: 篠原出版新社
  • スタジオ: 篠原出版新社
  • 価格: ¥ 4,200
  • 発売日: 2003/02
  • 売上ランキング: 251372

    HANDS第2回への読書課題(次回に向けて)

次回に向けて

http://z.la/lmk7i

図解でわかる ヒューマンキャピタルマネジメント―人材資本を活かす100のキーコンセプト
図解でわかる ヒューマンキャピタルマネジメント―人材資本を活かす100のキーコンセプト
  • 発売元: 産業能率大学出版部
  • 価格: ¥ 2,100
  • 発売日: 2005/10
  • 売上ランキング: 35075
  • おすすめ度 4.0


http://z.la/7buk2
効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで (PHP新書)
効果10倍の“教える”技術―授業から企業研修まで (PHP新書)
  • 発売元: PHP研究所
  • レーベル: PHP研究所
  • スタジオ: PHP研究所
  • メーカー: PHP研究所
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2006/02
  • 売上ランキング: 2447
  • おすすめ度 4.5


以下の4冊をグループの中で分担、グループ全員として4冊(一人1冊)

http://z.la/l35a0
TIME HACKS!
TIME HACKS!
  • 発売元: 東洋経済新報社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/12/01
  • 売上ランキング: 840
  • おすすめ度 4.5


http://z.la/boj18
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
スピードハックス 仕事のスピードをいきなり3倍にする技術
  • 発売元: 日本実業出版社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/01/31
  • 売上ランキング: 391
  • おすすめ度 4.5


http://z.la/b4j5t

チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術
チームハックス 仕事のパフォーマンスを3倍に上げる技術
  • 発売元: 日本実業出版社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2007/07/26
  • 売上ランキング: 263


http://z.la/sles3
IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣
IDEA HACKS! 今日スグ役立つ仕事のコツと習慣
  • 発売元: 東洋経済新報社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/07/14
  • 売上ランキング: 1258
  • おすすめ度 3.5